連休中の各種メディアやネット上では、連休を家族と楽しそうに過ごしている子どもたちの様子と、連休明けが心配だという保護者のコメント、また、「学校に行きたくない」と子どもが言ったときの対応の仕方についての多様な意見などが散見されました。これは、苦しんでいる子どもたちと、我が子を心配し、胸を痛めておられる保護者やご家族の方々がそれだけたくさんいるからだと受けとめています。
本校教職員は、学校が「子どもたちが楽しみにやってきて、楽しく笑顔いっぱいに過ごして、また明日も来るよと楽しみにするところ」であるためにどうすればいいかを連休中、連休明け関係なく、毎週末、長期休業日中、そして平日も、つまり常に考えています。この連休明けのことも実は心配し、どうすれば行きたくなる学校でいられるのかと考えてきました。
授業がよくわかる、できることが増えた、やりたいことをがんばれる、いじめや差別がなくて安心、友だちと仲がよくて休み時間も楽しい、先生が話を聞いてくれる、大事にしてくれる、、、。こうしたことがなにより大切なことで、すべての土台となるものだと考えて、その実現を目指し努力しています。
また、本校ではこうした土台にちょっとしたアイデアも取り入れて付け加えています。例えば今日。
大人でもちょっとしんどいなという気分になりがちな連休明けの今日、そんな気分を少しでも払拭できるようにと毎年子どもたちが楽しみにしている全校楽焼き(形成)をまさにこの日の午前中に実施する計画を立てていたのです。朝から各学年をのぞいてみるとみんなわくわく楽しそうに作品作りに没頭していました。笑顔いっぱいです。ほっ。
業間休み、昼休みも運動場に出て、思い思いの遊びをしていました。よし!
ちょっとした小手先のアイデアの足し算も少しは効果があったと思います。
ですが本当は、ご家庭での保護者の皆さんからの学校や登校へのポジティブなお声かけがあったと思います。
「楽しんできなよ、」「がんばってきいよ」。それがいちばん大きいのではないかとおもいます。いつもほんとうにありがとうございます。
おかげさまで本日、本校では、発熱等により体調をくずして欠席した児童が若干名いましたが、その他の児童は元気に登校し、にこにこ笑顔ですごしています。ほんとうにうれしいです。
これからも保護者の皆さんに学校との連携をより深めていただき、子どもたちを育てる両輪として協力していただけるよう教職員一同がんばっていきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。
写真は業間休みの様子です。いい顔しています。
時間が来て教室に帰る途中、桜の木の枝に思いっきりジャンプしている1年生がいました。本当に楽しそうでした。そんな子どもたちを見ていて、うれしくて、私、半泣きになりました。こっそりだったので、まだだれにも気づかれていません。たぶん・・・。