6月22日の「今昔七夕飾り」で、いまの時代、天の川にかかるのはカササギの翼ではなくスターリンク衛星でしょうかと書きましたが、すでにご存じの方も多いと思いますが、今日はその情報を少しだけ。
何年か前から話題になっていたスターリンク衛星ですが、これはあのイーロン・マスク氏の会社であるSpaceX社が遠隔地でも可能になる高速インターネット通信のために2015年頃から打ち上げている衛星のことです。
1回の打ち上げで10数個から50個ほど打ち上げられるらしく、打ち上げから数日間は同じ高度、同じ軌道で周回していて、その様子が夜空を進む銀河鉄道のように見えることからスターリンク・トレインと呼ばれたりもしています。間隔が狭いとき広いとき、明るいとき暗いときなど見え方はいろいろです。
直近で神宅の夜空にスターリンク衛星が連なって見られるのは、
7月4日(金)、午後8時33分ごろ。
南西の空、仰角(見上げる角度)10°で見え始め、最高仰角86°まで高く上がり、北東の空へ進んで、やがて低くなって見えなくなります。この間およそ5分ぐらい。
予想通りにならない場合もありますし、もちろん雲で隠れて見えないということもあります。
時間的にもそれほど遅くないので、お子さんといっしょに楽しむことができればいいなと思います。
もう2年ほど前の写真がスマホに残っていました。ちなみに、見られる角度や光の間隔は様々ですので、今回の見え方とは異なる可能性が大です。
さて、4日の夜、予想通りの軌道を進んで、銀河鉄道が見られるでしょうか???