特別支援学級の子どもたちが、来月オープンする「たのしいえがおにこにこカフェ」の開業準備を始めていました。
みんな楽しみにしているので、とても楽しそうで、すごく張り切っています。私もいまからカフェのオープンを楽しみにしています。
他の学年、学級にはない「自立活動」の時間にみんな集まって準備をしていますが、今日は「自立活動」の時間についてすこしお話しします。
「自立活動」は、特別支援教育の土台、核となるところで、通常学級では実施することのない領域であることから「特別の指導」と呼ばれることもあります。堅苦しい言い方になりますが、「自立活動」とは、支援学級に在籍する児童が自立をめざし、学習上や生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識・技能・態度及び習慣を養い、もって心身の調和的発達の基盤を培うものです。
育てたい資質・能力の柱となるのは、
◎知識・技能:何を理解しているか、何ができるか
◎思考力・判断力・表現力等:理解していること、できることをどう使うか
◎学びに向かう力、人間性等:どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか
の、いわゆる3要素となります。
特別支援学級では、各教科等の指導に加え、この「自立活動」の領域を設けて、一人一人の特性に応じたきめ細やかな指導を行い、3要素の育成を目指しています。
子どもでも大人でもそうだとおもっていますが、お互いのことをよく知る、同じところを知る、ちがうところも知る、そしてちがうところがあるからこそお互いを理解し合うことを大切にしてともに生きていく。一人で暮らしていくわけではまったくないので、「自分のことを理解し大切にすること」と、「他者を理解し尊重すること」が何より大切なことだと思います。それが人権尊重だと私は考えています。
本校教職員は、その根っこの部分を、神宅小学校での6年間で育てたいとがんばっています。
ほんとです。