1年生、算数の授業です。「どちらがおおいか」を考えています。
いい表情です。興味津々。
この記事をご覧の皆さんは、「あっ、モニターの写真がある。またデジタル化のアピールか?」と思われたかもしれません。実は、その逆の話になります。
モニターにはデジタル教科書ではなく、教科書や算数セットのブロックを実物投影機で撮影した映像が映し出されています。そして子どもたちは自分の教科書と算数セットを使って同じように直接ブロックを操作しながら考えています。やっていることは昭和世代と同じアナログな操作です。でも、これも大切なのです。
算数では、いろいろな考え方で問題を解く力を養うことが大切で、これが 数学的な思考につながります。「具体物」を使って考えさせることは、こうした思考の原点といえるものなので、 算数の学習の導入期(低学年)にはとても有効な指導方法の一つといえるのです。
教育のDX化は今後も続けていきますが、何もかもデジタル化するわけではなく、たとえば算数の具体物操作等も大切にしながら、より分かりやすく楽しいものになるよう授業改善に取り組んでいきます。