3年生が総合的な学習の時間に、校区にお住まいの消防団長さんをお招きしてお話を聞かせていただきました。
授業開始時刻が迫り、団長さんが教室に入って来られたとき、ユニフォームに身を包んだ団長さんの姿を見て「おおーっ!」、「かっこいい!」と子どもたちは歓声を上げました。
団長さんが優しい笑顔で応えてくださったので、子どもたちは緊張が解け、興味津々の様子になりました。団長さんからは、まず消防団についてのお話がありました。
消防団は、火事はもちろん、地域の人が困ったときに助けに行くボランティア(団員はみんな仕事をもっている)で、ふだんは仕事が終わってからやお休みの日に訓練をしたり、道具の点検、啓発活動などをしているそうです。また、上板町には全部で6つの分団があり、それぞれの分団には定員(各20名)があるのですが、神宅の分団にはまだ若干の空きがあるということ等も教えてくださいました。
つぎに、団長さんがどうして消防団員になろうと思ったのかについて話してくださいました。昔、団長さんの家の近所で火事があり、そのときに何もできなかった経験から、消防団員になって助けられる人になりたいと思ったからだそうです。
子どもたちは消防団員の方々がふだんは自分の仕事をしていて、火事や災害の時に出動(ボランティア)することに驚いていました。また、写真や法被などを見せていただいたときには目を見開いてじっと見ていました。
最後に団長さんから「みんなも困っている人がいたら助けられる人になってください。それから、しっかりご飯を食べて元気でいてください。」と声をかけられると、力強く頷いていました。
子どもたちはまたひとつ、地域のみなさんのあたたかさを感じることができました。
お忙しい中、子どもたちのためにご来校いただき、本当にありがとうございました。