50年余りの歳月にわたり、神宅小学校の子どもたちを静かに見守り続けてきた運動場の桜の木。 ソメイヨシノとしては立派な古木であり、毎年春を迎えるたび、息をのむほど見事な花を咲かせ、私たちに季節の移ろいと自然の尊さを教えてくれました。
花びらが舞い落ちる頃には、両手ですくい集めた花びらを空高く投げ上げ、歓声を上げる子どもたちの姿がありました。また、幸いにも満開の時期に恵まれた入学式では、この桜の下で記念写真を撮影された思い出をお持ちの方も多いことと存じます。
多くの世代の子どもたちとともに時を重ね、児童や保護者の皆様、そして地域の方々から長く愛されてきた桜ですが、このたび、大変心苦しい決断をお伝えしなければならなくなりました。
現在、県内の板野町や上板町周辺で猛威を振るっている「クビアカツヤカミキリ」による食害を受け、本校の桜も枝の枯死が進み、落枝や倒木の危険が高まる事態となっております。 惜別の念に堪えませんが、子どもたちの安全確保を最優先と考え、特に被害が深刻であった運動場の3本を伐採することといたしました。
中庭の3本と駐車場南側の1本につきましては、今後も慎重に経過を観察してまいりますが、いずれもクビアカツヤカミキリの被害痕が確認されており、不安の尽きない状況が続いております。
今後の対応につきましては、上板町教育委員会および関係諸機関と緊密に連携を図りながら、慎重に対処してまいります。
